アスペクトの種類|ホロスコープの読み方

星の読み方

アスペクトで星の個性がわかる

 

アスペクトとは、天体と天体を結んだときに生まれる角度のこと。
アスペクトを知ることで、天体が持つ個性や、その人の特徴が見えてきます!

占星術では、天体とサイン(星座)の組み合わせで基本的な情報を得ることができますが、ハウスやアスペクトを使うと、さらにヒントを得ることができるのです。

この記事ではホロスコープの「アスペクト」について解説します。

アスペクトとは?

アスペクトとは、天体同士が作り出す角度のこと。
星と星が結びつくことによって、特殊な力が生まれます。
それは、その人の個性として発揮する力になったり、人生で経験することを表したりするのです。

アスペクトを読むことで、天体の個性や、その人だけの特徴を掴むことができます。

また、アスペクトは、個人の資質や人生傾向を見出すためだけではなく、相性占いや、運勢占いでも使います。

様々なことを深く読み解く時に、アスペクトを活用することができるのです!

アスペクトの「オーブ」とは

アスペクトは、ちょうどの角度でなくてはいけない…というわけではありません。
「オーブ」と呼ばれる許容範囲があります。

例えば、123度だったら「120度」のアスペクトとして見ることができます。
多少の誤差があっても、アスペクトと見なして良いのです。

ただし、誤差なくちょうどの角度や、その角度に近ければ近いほど、アスペクトが生み出す力が「強い」と解釈します。


◆アスペクトを持つ天体の許容度数

・基本的に6度までが許容度数。
・太陽、月、木星、Asc、Mcは8度まで。

アスペクトには「方向」がある

アスペクトには力が働く方向があります。
公転周期が遅い天体から、早い天体へ影響します。

【力が働く方向】
♇冥王星→♆海王星→♅天王星→♄土星→♃木星→♂火星→☉太陽→♀金星→☿水星→☽月→地球

例えば…
・太陽と水星のアスペクトなら
太陽から水星の方向。太陽の力が水星に影響する。

・太陽と海王星のアスペクトなら
海王星→太陽。海王星の力が太陽に影響する。

 

アスペクトの種類

アスペクトは、2つの種類に分けられます。

・ソフトアスペクト(0度、60度、120度)
・ハードアスペクト(90度、180度)
※0度は、時によってハードのあつかいになります。

【ソフトアスペクトの特徴】
穏やか、力をより良くする、良い状態を保つ

【ハードアスペクトの特徴】
変化、葛藤、強い力、衝撃、強い動き

 

では、アスペクトの種類を1つずつ紹介します。

0 度(合・コンジャンクション)

 

【☌:0 度(合・コンジャンクション)の特徴】
・最も影響が強い 。調和的。
・強い結びつき。
・お互いの能力を強め合う。

【特徴】
・同じサイン(星座)
・最も重要な結びつき

 

◆例えば、0度(コンジャンクション)を形成する太陽と水星が牡羊座に位置する場合。

太陽…牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火
水星…牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火

このように、性質がまったく同じなので、葛藤が起きません。
調和的であり、お互いの力を強め合うことが特徴です。

60 度(セクスタイル)

 

【*:60 度(セクスタイル)の特徴】
・強すぎず弱すぎず、程よくサポートし合える。

【特徴】
・2区分が同じ。
・4区分が相性が良い組み合わせ。

◆例えば、60度(セクスタイル)を形成する太陽が牡羊座、水星が双子座に位置する場合。

太陽…牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火
水星…双子座 = 男性性 = 柔軟宮 = 風

このように、2区分が同じ。4区分は火と風で、外へ意識を向ける質がある同士なので相性が良い組み合わせです。

120 度(トライン)

【△:120 度(トライン)の特徴】

・心地良い関係。仲良し。調和的。
・気の合う友人のような感じ。
・創作活動がはかどる関係

【特徴】
・2区分と4区分が同じ
・共通点が多いので葛藤が起きない

◆例えば、120度(トライン)を形成する太陽が牡羊座、水星が獅子座に位置する場合。

太陽…牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火
水星…獅子座 = 男性性 = 固定宮 = 火

このように、同じエレメンツ(4区分)同士なので、共通点が多くとても良い関係性です。
120度は、天体同士のサポートにより、それぞれの良い力を発揮させる働きがあります。

90度(スクエア)

 

【□:90度(スクエア)の特徴】
・性質が異なる。真逆。
・葛藤を感じる

【天体同士の特徴】
・2区分が違う(全く真逆の質同士)
・4区分が真逆の性質

◆例えば、90度(スクエア)を形成する太陽が牡羊座、水星が蟹座に位置する場合。

牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火
蟹座 = 女性性 = 活動宮 = 水

このように、2区分と4区分が違うことから真逆の性質を持つことがわかります。
90度は、葛藤が生じやすいと言われていますが、変化のきっかけになる葛藤という解釈もあります。

つまり、変化する時に必要な度数と言えるのです。

180 度(オポジション)

【☍:180 度(オポジション)の特徴】
・緊張状態
・強い力を受け止める状態
・無視できない対立関係
・例えるなら季節が反対、鏡関係

【特徴】
・180°は1対1で、向かい側の天体の力を逃げ場なく受け止めるため、葛藤が生じる。

◆例えば、180度(オポジション)を形成する太陽が牡羊座、水星が天秤座に位置する場合。

太陽…牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火
水星…天秤座 = 男性性 = 活動宮 = 風

質としては似ているものを持っていますが、真正面から互いに力を加えていることから、葛藤や圧力を感じることもあるでしょう。

光と影のような自分にはない部分、裏の部分を意識することもあります。

150 度(クインカンクス・インコンジャンクト)

【150 度(クインカンクス・インコンジャンクト)の特徴】
・お互いに働きかけ、変化していく
・訓練、加工、整える作用
・努力をする精神が宿る
・新しいものを創り出す

【特徴】
お互いに異質同士。
異質同士だからこそ新しい変化を生み出せる。

◆例えば、150度(クインカンクス、インコンジャンクト)を形成する太陽と水星が牡羊座に位置する場合。

太陽…牡羊座 = 男性性 = 活動宮 = 火
水星…乙女座 = 女性性 = 柔軟宮 = 地

全く異質で噛み合わない質同士ですが、その天体にはないものを持ち寄って、新しく良い変化を起こせる度数です。

まとめ|アスペクトで理解を深めよう

アスペクトをとっている星は、特別な力や個性を持っています。
ホロスコープで、その人の持つ資質や人生傾向を深く理解するヒントを得られるので、ホロスコープをより深く読み解きたい時はアスペクトも読んでみると良いでしょう。

あなたのホロスコープは、どの星とどの星がアスペクトをとっていますか?

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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